2017.5.30

スズキタカユキ×曽我大穂『仕立て屋の”小さな”サーカス』

こんにちは!ちょっと前になってしまうのですが、5月9日に吉祥寺のコマグラカフェでファッションデザイナーのスズキタカユキさんと、音楽家の曽我大穂さんによる『仕立て屋の小さなサーカス』が開催されるとのことでお邪魔してきました!
それぞれ個々の活動の傍ら、スズキタカユキさん、曽我大穂さん他2名で『仕立て屋のサーカス』というパフォーマンスグループとしての活動をされているお二人。今回はそこから飛び出したお二人のパフォーマンス『仕立て屋の”小さな”サーカス』。

当日はお店のオープンが近付くにつれてぞくぞくとお客さんが集まってきていて、皆さんの期待が感じられました!

(左)レンコンのポタージュなどのプレート (右)牛肉のトマト煮、おかひじきの白和えなどのプレート

まずはコマグラカフェがこの日のために仕入れた”warmerwarmer”の古来種野菜を中心としたお料理をいただきます。野菜の味がとても濃く、身体にしみる美味しさでした。

デザートもいただいてお腹が満たされてきた頃…そろそろサーカスの始まりです!

店内の照明が落とされた暗闇の中、スズキさんと曽我さんの登場です。
シーンと静寂に包まれた店内で曽我さんの力強い演奏が始まります。

小さなライトのわずかな光の中、スズキさんの華麗なハサミさばきによって曽我さんの服が出来上がっていきます。
曽我さんの演奏とスズキさんの仕立て。2人の真剣なパフォーマンスのぶつかり合いは、狭い店内で至近距離で観ているからこその怖いくらいの迫力で、終始圧倒されっぱなし!感動しっぱなしでした!!

30分ほどのパフォーマンスで、あっという間にいつものコマグラカフェから仕立て屋のサーカスの世界に変身していました。

 

パフォーマンスの後、少しだけスズキタカユキさんにお話を伺えたのでご紹介します!

―どのようにして今の仕立て屋のサーカスが出来上がったのですか?
一番始めは、僕とダンサーの鈴木陽平さんでルノメーターズという即興でパフォーマンスをするというプロジェクトを立ち上げました。その即興パフォーマンスは、音楽の影響が大きいので、音楽の人を毎回変えていこうというプランで始めたんです。それの初回と3回目を友達の紹介で知り合った曽我さんとやったんですね。
曽我さんはその時の印象がかなり残っていたみたいで、後日曽我さんから、自分がライブやるときに出てくれない?と誘ってくださったんですよ。
でもライブの日は僕は展示会直前で行けるか分からなくて、結局当日にライブが始まってから行けることになって駆け付けたんです。それで、いきなり本番で入って即興でパフォーマンスをしたんですよ。それがすごく良かったみたいで、そこから何か一緒にやろうよ、ってなりました。
その時はCINEMA dub MONKSのガンジーさんも一緒でした。それで今度は照明の人が必要だってなって、知り合いにお願いして無理やりやってもらったんです(笑)それで基礎メンバーが出来上がりましたね。

―スズキさんは音楽にインスパイアされてパフォーマンスをしているのですか?何か即興でパフォーマンスをするにあたり、打ち合わせはされているのでしょうか?
今日は音楽というよりは、最初の音の入りとこの場所ですね。どちらかというと曽我さんの身体の動きに合わせてひたすら作りました。もちろん音にも合わせてますけど。
今日はライトを付けるタイミングも全て即興です。飽きたから消そうみたいな(笑)

―なぜ今回コマグラカフェで開催することになったのですか?
もともとはコマグラカフェのオーナーとつながりがあったので、一緒に何かをやりたいなと。一度前にここに来させていただいて、いい雰囲気だなと思っていました。サーカスの場合は場所的にやりやすいやりにくいがあるけど、二人の場合は“気持ちいい”かどうかで判断しています。二人だと小回りが効くし好きなことが出来るんです。なんでもOKというか。なので二人でどんどんやっていきたいなと思っています。
それで、そこで得たものをどんどんサーカスに還元していきたいなと思っています。

今回初めてお二人の即興パフォーマンスを見させていただきましたが、ライブでも無く、ファッションショーでも無い、音と布によって即興で生まれる空間と、それが出来上がる時間を楽しむ、新しい形のエンターテインメント(サーカス)を間近で観られて本当に楽しい時間でした。スズキさんと曽我さん、お2人による活動は今後もどんどん続けて行きたいとのこと。
路上パフォーマンスなどをしたいそうで、この即興ライブが路上で見られたらめちゃくちゃ贅沢ですよね!今後の活動にますます期待です!

仕立て屋のサーカス

活動 今回パフォーマンスしてくださったスズキタカユキさんと曽我大穂さんが所属するパフォーマンスグループ。
「物語のある音楽」をテーマに、物語音楽家 × 裁縫師 × 照明作家による、音と布と光で幻想的な世界を繰り広げるサーカス。
鈴木さんのインタビューにもあったように、これまでに何度か共演したのち「circo de sastre(シルコ・デ・サストレ)=スペイン語で “仕立て屋のサーカス”」として2014年にグループを結成。
メンバー メンバーは、1本の映画を観るようなストーリー性のある性ライヴを展開し続けるシネマティック・バンド CINEMA dub MONKS の”曽我大穂”と”ガンジー西垣”、
東京を代表するファッションブランドデザイナーでファッションだけにとどまらず幅広い活動をしている “Suzuki Takayuki”、
独特の照明演出を得意とし各方面から賞賛されている照明家 “渡辺敬之” によって生み出される物語。